真夏の夜のジャズタイム 内田浩誠ソロピアノコンサート!

“BigHands”が奏でるジャズはたっぷりと貫禄のリズムとメロディ。うっとりと心地良い時間でした。

「白いグランドピアノなんて、僕に似合わないでしょ?」

なんて楽しい口調で登場、その気さくで楽しいお人柄に会場は一瞬にして引き込まれてしまいました。演奏はもちろんのこと、この日はいろんなお話が飛び出しました。ジャズの歴史、アメリカの人種問題とのことなど、それは実際お住まいでいらして目の当たりになさったことも含めて、とても興味深いお話でした。面白いお話もたくさん、何度もみなさん爆笑!ご家族のお話、お若い時のお話、でもどれをとってもお人柄があふれてきて、なんて魅力的な方なのだろうと、改めて感じたことでした。

そしてなんといってもおしゃれで素敵!このスタイルでこの笑顔、でもって素敵なピアノですからもうみんなファンになってしまいます(*^_^*)

1900年初頭のニューヨークのお話から始まって、ラグタイム、ジョプリンのエンターティナーへ。世界恐慌、ジャズが育ってきた時代背景やその土地柄、ニューオリンズのお話・・・。そうそうファッツ・ウォーラーとアルカポネのお話はびっくり!アルカポネはウォーラーのファンだったのですねー!フランク・シナトラ、時代を追いかけながらお話と演奏が続きます。


福岡高校のラグビー部、ピアノとは縁のない高校生活、それから独学でのピアノ、スポーツで養われた気持ちの強さが新しいことへの興味を保ち続けるパワーへつながったのでしょうか。そしてそれは困難をももろともせず、ピアノを弾くことへの情熱を今も変わらず、いえ、きっとますますその気持ちは大きくなっていっているのかもしれません。浩誠さんは若いミュージシャンとも良く演奏なさっています。ヘレン・メリルなどいろんな方々との共演、たくさんのご経験が結果的には、気さくで、後輩におしみなくご自分の音楽を披露してくださることになっているのですね。

20年ほど前のこと、当時私はあるピアニストのコピーをライブで演奏しだしたころでした。浩誠さんのファンだった私はその日ピアノトリオのライブに足を運びました。ライブの合間に少しご挨拶をしてお話をさせていただいて・・・。次のステージの最初に、何も言わずに私がレパートリーにしていた曲を弾いてくださったのです。浩誠さんはあまりお弾きになる曲ではありませんでした。ライブをはじめたばかりの私にエールだったことは間違いなく、私は心の中で狂喜乱舞だったのは言うまでもありません。このことはご本人には申し上げたことはありませんが(^^ゞ


ご本人が書かれたミニエッセイ。若かりし頃の思い出です。

 

「1972年頃、大学生だった年の12月、当時博多駅前にあった風月というステーキハウスで前任のピアニストがやめるのでそのあとを引き継ぐかたちで僕の音楽人生はスタートしました。(そのピアニストは現在でも日本のジャズピアニストの中で5本の指に入るかな。)白いグランドピアノで白いタキシードを着て週6日のペースで弾く。ピアノを始めたのがその年の4月だから、今思えばよく雇ってくれたなぁと思います。月給6万円くらいもらってたと思います。ところが毎日必ず一人は友達が訪ねて来る、そのたびにハンバーグステーキをご馳走するので月末に残るおかねはほんのわずか。まぁなんとも、金銭感覚もないごくごく普通の青年だったわけですね。ここをベースにしてジャズのライブハウスなどでも演奏するようになり、夢はアメリカで本場のジャズを勉強したいと思うようになりました。実家は商売をやってて両親とも僕が音楽をやることになんの反対もなく、好きなことやりなさいって感じでした。感謝してます・・・ほんとに。」

 

 

いつものように、演奏会が終わってスタッフみんなで記念撮影です。この笑顔、これもみんな浩誠さんのなせる業ですね。この日、スタッフもすっかり観客でした(*^_^*)

とてもとても楽しい時間を、浩誠さん、どうもありがとうございました。

 

ほんとに毎日あちらこちらで、いろんなユニットでライブ!どうぞみなさん、ライブにいらしてくださいね。

 

しろくまえんのHPには動画もアップされています。

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