歌うように語るようにこぼれおちる音色

vol.12 岩崎大輔ピアノコンサート

まるで学校の帰りに遊びにおいでと誘われて、おしゃべりしながら、お部屋のピアノを遊びながら弾いてもらったような・・・そのくらいその日の会場はリラックスして、でも目の前にこぼれてくる七色の金平糖のような楽しくてわくわくするようなピアノに、思わず歓声と拍手。それはピアノと岩崎さんがいっしょになってお喋りしたり歌ったり、なんでも出てくるおもちゃ箱をみせてもらったような楽しい時間でした。

だって本当に、こんなに楽しそうに演奏なさるのですから・・・。

フランス・イタリアの旅、というテーマ。まずはフランスからスタート。人気のルグランシリーズはお馴染の曲、映画「華麗なる賭け」からルグランの風のささやき、 映画「シェルブールの雨傘」のテーマ。クラシックは スケーターズワルツ(ワルトトイフェル)、そしてフランスと言えばシャンソン、 パリの空の下、もちろんピアフの 愛の讃歌、 オーシャンゼリゼなどなど、もう思わず歌いたくなるような選曲です。

曲についてのお話がとてもとても楽しくて、いろんなお話が飛び出しました。曲そのもののご紹介はもちろんですが、ご自身のその曲についての思い出などプライベートなお話が面白くて(^_^;)

このお写真はシャンゼリゼのとき、ダニエルのスライドの説明はこどもの頃の憧れのおはなしだったり♡映画の曲などはやはりその映画の思い出だったり、会場の皆さんも思わず、そうそう!って頷くシーンもたくさんでした。

楽屋でお話をお伺いしてる時も、どんどん膨らんでいきます。天才少年と話題をさらった時代も、きっと騒いでいる大人たちをよそにご本人はやっぱりただ無邪気に音楽やピアノを楽しんでいらしたのだなぁとつくづく思いました。

音楽はすべて同じ、ジャンルも何もなく、ただピアノに触れている・・・そんな感じです。七ツ星の音楽プロデュース&演奏のお話にありましたが、まさにおもてなしの音楽、ねぇ、何が聴きたい?こんなのどう?って遊ぶようにふるまってくださる、その楽しさは、でも長い間のピアノと過ごした時間に裏付けされたその技術をまざまざと感じることになってそれはため息、ため息、ため息・・・でした。

後半はイタリアの旅です。こちらもお馴染の映画、映画「ニューシネマパラダイス」や、「ゴッドファーザー」、そうそう「ガラスの部屋」は曲もエピソードも楽しかったです。私も初めて知りました!このテーマ曲は某お笑いの芸人さんの持ちネタテーマで有名になっちゃったと(^_^;)。そして映画の内容は思春期の少年には刺激的だったとか(^_^;)・・・。それから、プレスリーで有名な この胸のときめきを、は元はイタリア、あのかわいい 黒猫のタンゴも元はイタリアです。わぁ~へぇ~、会場もいろんな話題に楽しい声も上がりました。

ピアニスト岩崎大輔の魔法でどの曲もそれはそれは美しくゴージャスなサウンド、圧巻!大きな大きな拍手に包まれました。

 

今回もゲストを囲んでスタッフみんなで記念撮影です。手際良くみんなさすがのメンバーです。音楽のおもてなしも12回、3年が過ぎました。本当に手探りで私の手際の悪さで最初のころを思うとゲストの皆さんに申し訳ないくらいでしたが、スタッフの皆さんはいつもしっかりサポートしてくださって本当に感謝です。みなさんのおかげでいつもゲストの方々に「また行きますね!」って言っていただけるといううれしい結果に繋がっています。岩崎先生にも「またいくよ」のお約束をしていただきました!みなさん、ありがとうございました。

そしてもちろん、岩崎先生、素晴らしい演奏会をありがとうございました。またきっとですよ!お待ちしております。

 

ニューコンボを始めとして多くのライブハウスやホールでの演奏会に大忙しです。「岩崎大輔コンサート情報」チェックしてくださいね。